たちばなし

たったひとりのきみへ

努力するのが苦手だった話。

(インスタにて投稿したものです、少し見返して文読みやすく?変えてます)

 

わたしはもう本当にすごく努力するのが嫌いだった。


多分去年までの19年間、人に「わたしはこんなところで頑張りました!こんなところを頑張りました!」って言えるような努力はしたことないと思う。

 

幼稚園の頃から運動会が嫌いで、特にかけっこなんて世界で一番嫌いだった。ビリになるのがもう運動会の日にちが決まった瞬間からわかってたから。


どうせビリならやりたくないって思ってた。50m走でスタートの合図がなって走り出す瞬間はみんな同じだから頑張ろうかなとかちょっと思うけど足があまりにも遅いからすぐに差がつくんだよね。だから、「もういいやどうせ頑張ったってビリだしー」って思って毎年ほとんど歩いてゴールしてた。


本当はビリでも頑張れば変わるかもしれないけど、頑張ったら変わることを知らなかったわたしはこのままでいいやって思ってた。

 

中学1年生の時、同じクラスの女の子からみなみちゃんは○○君が好き、○○と話してる時楽しそうみたいな噂を立てられて、全然そんなことないのになんで適当なこと言うんだろうって思ったら学校に行きたくなくなっちゃって、親が共働きで家にいない友達の家に行って初めて学校をサボってみた。


すぐに学校から親に連絡が入ってバレたけどわたしの気持ちをわかってくれたのかな、お父さんとお母さんは怒らないでいてくれた。


それからちょっとしてお母さんが早朝ぐらいからの仕事を始めたから、わたしは怒られないことをいいことにたくさん学校休んだり、お昼から登校したり、最後の最後のホームルームの前の掃除の時間から登校したりとかしてサボりまくってた。


学校にあまり行ってなかったから勉強がわかんなくて、テストがあっても範囲とかよくわかんないしそもそも(サボって授業受けてないから)習ってない…みたいなところもあって、でもそこでわたしはじゃあ友達に教えてもらおう!とかじゃなくてわかんないからまあいっか〜って頑張らなかった。

 

成績とか正直あまり気にしなかったし、たまたまドラえもん読んだ時にのび太くんがビリがいるから1位がいるみたいなことを言っていたのをみたから、「それならわたしがビリになればいいじゃん!わたし気にしないし!」って思ってた。

 

で、高校もそんな調子で遅刻しまくって先生に怒られても気にせずにひたすらサボりまくってた。

 

話はだいぶ飛んで18歳。大学に入ってから、環境が全く変わって色んな子と関わるようになって学校帰りに遊んだりとかカラオケでオールしたりとか毎日楽しかった。

 

でも、勉強は相変わらずよくわかんなかったし専門用語多すぎて何言ってるのかわかんない授業ばかりで、正直4年後に国家資格とって卒業してもこの仕事にはつかないかなって思ってた。

 

とりあえず親に行っとけって言われたから通ってるだけの大学で将来とかどうでもいいやーって思いながら目標もなくただぼんやーり毎日生きてた。

 

9月になって、たまたまアイドルオーディションを見つけて最後のチャンスだと思って受けたら、受かってそのまま死ぬほどなりたかったアイドルに。(これについては次のブログで)

 

運動音痴リズム感なしのわたしの初パフォーマンスなんてそれはもう言葉にできないぐらい酷かっただろうし全体でもすごい酷かったんだろうな。


外から見れてないからわかんないけど周りの意見とか聞くとだいぶやばくて。

 

でも少しずつ、そんなわたしを応援してくれてる人が増えて、現場に足を運んでくれる人が増えて最初は新規さんをリピートできなかったのにリピートしてくれる人が少しずつ増えてきて、ファンの方はいつも本気でわたしのことを応援してくれてた。


「なにもなくて周りに迷惑や心配かけて生きていたばかりのわたしにファンの人がついてくれてるんだ。こんなわたしでも誰かのためになれるならもっと上の景色見せたいし楽しんでほしいし幸せにしたい」と思って変わってみたいと強く思った。


うまいとは言えないけど後ろまで届くように大きく動いたりとか感情込めれそうなところは込めたりとか、他の子のパフォーマンスみて自分も真似してみたりとか。


そしたら歌上手くなったね、とか、前より良くなったねって言ってもらえるようになったり、この曲ではみなみのこと見ちゃうんだよねってわたし推しじゃない人に言ってもらえたり、それがすっごく嬉しかった。


でもグループ自体がもうその頃にはどうしようもなくなって、自分たちでは立て直しも聞かないし卒業という選択肢をしたらそのまま解散してしまった。

 

でも未練たらたらでまだアイドルとしての目標は叶ってないし、天職ではないかもだけどアイドルとしてステージに立つ時間が好きだったから、また戻ってきたくてやっとたどり着いたのが今のグループで。


ダンスを習っていて踊れる子ばかりだから「あ、自分劣りすぎてるじゃん」って最初は自分の体感のなさとかで上手くできないことを落ち込んだりしたけど、頑張れば誰かが見てくれてるし、努力をすればするほど夢は近づくってことを前のグループの時にに知れたから、だからわたしは努力というものをもっとしっかりしてみようと誓った。

 

前までは夢も大してなかったけど今はちゃんとこうなりたいって夢があって、努力の仕方とか努力する意味がわかんなかったけど努力をしたら結果でちゃんと出ることがわかった。

 

だからわたしは19年間してこなかった分の努力を絶対にこのグループで全部出すと、決めた。

 

見ててね。(うまく話をまとめられない)

 

 

それでは、いつか書く日までまたね、