たちばなし

たったひとりのきみへ

たいせつな、

わたしには前世があってそこではアイドルをしていました。

 

知ってる人はまあ知っているし、知らない人は本当に知らないようなグループです。

 

わたしはそこである1人のメンバーと出会いました。(誰か分かっても迷惑になるかもなので名前は出さないでいくのでみんなも秘密で)

 

きっと普通に生きていたら絶対出会えてなかったメンバーです。

 

迷惑になるかな?と思ったのでこうやって文とかにしたことはないんですけど、その子が前世の話をしていたのでわたしもその子のことを話そうと思います。

 

その子はわたしよりも年上で、性格も考え方も好きなアイドルさんも反対です。

 

例えばその子は欅坂さんが好きだったけどわたしは乃木坂さんが好きだったり、わたしは子どもっぽい考え方しかできないけどその子は大人の考え方で客観的に物事を見たりできるんです。

 

わたし、結構周りにいた友達が我が強い友達ばかりで自分の意見を言ってそれを否定されるとあ、はい…ってなってたけどその子だけは違うんですよね。

 

その子は否定から入るわけではないし、しっかり話をまずは聞いてくれるからなんか自分の意見を言ってもいいって思えるんです。

 

気付いたらその子はグループでは一番仲良しで一番一緒にいました。

 

ライブが終わっても解散しないでご飯食べてそのまま2人で泊まったりとか、毎日のようにしていたし、ライブがない日も時間があれば2人で会ってディズニー行ったり、その子の実家にお泊まりしに行ったりしたこともありました。

 

わたし人といるの本当に苦手だったんですよ、一人が好きでいつも一人だったのにその子と居始めてからはもう人といないとさみしい!無理!帰らない!離れてやらない!ってすごい寂しがりやになっちゃって。

 

でもそのくらいその子のことが大好きですごい自分の中では大きな存在でした。

 

目標がグループ内で唯一わたしとその子だけは常に上を見ていて、どうするべきか毎日のように何時間もファミレスで話したりしたこともありました。

 

2人だけで夏の暑い日にビラ配りをしたりもしました、本当はその日する予定じゃなかったのに「みなみはしたいでしょ、じゃあ今から行くよ」って言ってビラ配りしてくれたんですよ。

 

そうやって人の気持ちを考えてくれる優しい子だったんですよね。

 

仕事仲間を超えて本当に大事な友達のような家族のような存在でした。

 

でも、結局グループは解散をしてしまってわたしとその子は彷徨って彷徨って、わたしたちはそれぞれアイドルは続けていくけど、別々の道に進むことになりました。

 

私は馬鹿だから、もうだめだねってなった時から解散した後まで、これからもその子と隣でステージに立って歌って踊れると信じてたんです。

 

でもわたし、その子には本当に幸せになってもらいたくて、その子が本当にやりたい方を選んだなら本当は本当は絶対絶対離れてやりたくないけど、一番頑張ってたから一番報われてほしいし報われないとおかしいよねって心から思って、本当はやだよって言いたかったけどもう甘えたらだめだぞってぐっと堪えました。

 

親離れ?しないとなあーって。

 

多分前に配信で、君が描く未来予想図に僕の名前がなくたって、のレコーディングで泣きそうだったって話をしたことがあるんですけど、なんで泣きそうになったかっていうとその子とわたしの関係にすごい当てはまるなって思って。

 

初めて聞いた時から当てはまると思ってたんですけど歌詞を読みながら歌っているうちに悲しくなってしまって…その子の未来予想図にはわたしの名前なんて入ってないと思ってたんです。

 

2番の「ただ君が 誰かと笑ってればいい」って歌詞もすごいわたしは思ってて、でもどこか寂しくて、でも光の中に今一番いてほしい子はあの子で…って勝手に辛くなってしまいました。

 

レコーディングで涙声になったらやばいと思ったので飲みこんでなんとか耐えたんですけど、レッスン中にも一回あ、やばいって思って泣きそうになった時もありました。

 

でもやっぱり自分の中ではうまく納得して消化できてなかったみたいで、情報解禁した瞬間泣いてしまいました。

 

あの時に限られた時間しか一緒に過ごせないってわかってたら、あれが最後だってわかってたら、数ヶ月しか隣で歌って踊れなかったってわかってたら、もっとあの時間を大切にしたのにって今更気づくんですよ。

 

それに気付いてからはもっと悲しくなってしまいました、本人には当たり前に言えなかったけど。(笑)

 

悩みがあっても絶対相談とかしないって思ってました、もうわたしたちは違うグループの人間だから。

 

でもこの間その子が前世の話を表でした時に我慢できなくなって、困らせてしまうからと我慢してた自分の気持ちをを言いました。

 

そしたら、同じ気持ちだったみたいで両想いだったの☺︎

 

離れてても一緒だよって言葉をかけてくれてなんかすごいすーって救われたし、またどこかの道で合流できるように頑張らないとなと思いました。

 

その子がいい仲間に出会えたように、わたしもこのグループのメンバーがすごい好きで出会えてよかったなって思ってます。

 

で、一緒にいる時間が増えてみんなのことが今よりもさらに大好きになって、きっと卒業したりする時にもっとあの時間大事にすればよかったってまた後悔するんですよ。

 

だから今わたしは誰よりもそのことに早く気付いた分、わかっている分、このメンバーといれる時間をすごく大事にしないといけないと思いました。

 

このメンバーも普通に生きてたら出会っていなかったメンバーなんですよ、当たり前ながら。

 

不思議ですよね、今まで出会ったことがないメンバーが急にこんなに大事になるなんて。

 

わたしもメンバーにとって、誰かにとってそういう大事な存在になれるようになりたいな。

 

今日からもまたがんばろうっと。

 

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それでは、いつか書く日までまたね、